本格復興に向けて
 

11.創造的復興のフォローアップ“1.17は忘れない”(平成17年度)
 阪神・淡路大震災から10年が経過したが、被災地や被災者の抱える課題は個別・多様化しており、復興10年総括検証・提言報告の中でも、引き続き、きめ細かな対応が求められている。
 基金事業は、復興計画の満了時期である16年度末で原則として新規受付を終了したが、復興10年総括検証・提言報告を踏まえ、残された被災地固有の課題については、17年度以降も、引き続き、その課題の解決を図っていくこととした。
 被災地に残された課題は、(1)被災高齢者等の自立支援、(2)市街地の再生、(3)まちのにぎわいの回復である。これらの課題解決のため、被災者の現状等を踏まえつつ、被災者住宅購入支援事業補助、商店街・小売市場復興イベント開催支援事業補助、高齢世帯生活援助員設置事業等補助など14事業(細事業ベースで22事業)について受付期間の延長を行ったほか、本格復興促進支援利子補給について事業内容の拡充を行い、復興に向けた取組を強化した。昨年度から続く阪神・淡路大震災10周年記念事業を含め、住宅・産業・生活・その他対策事業40事業を展開し、創造的復興のフォローアップをしてきている。
 また、17年5月に、「1.17は忘れない」等震災の経験と教訓を継承・発信する取組の象徴としての「火の鳥」をデザインした新しいシンボルマークの使用受付を開始した。
 さらに、18年3月に、復興フォローアップ委員会の提言を受け、高齢世帯生活援助員設置事業等補助など3事業について、事業の拡充等を行った。
 なお、本年度は復興基金の運用財産の資金運用の最終年度であるが、事業用資金については平成10年度以来の借入超過状態が17年12月には解消された。運用財産の原資である県・神戸市からの長期借入金の返済期限が到来し、平成17年12月には5,800億円を償還し、平成18年3月には3,000億円を償還した。
 また、事業規模の縮小に伴い、基本財産を減額(200億円→1億円)するとともに、今後の事業に必要な資金の確保と的確な事業執行を図るため、事業基金(取崩型、125億円)を造成した。

年月日

基 金

行政等の動き

17. 4.1

  県庁内に復興推進会議設置
ひょうご安全の日を定める条例施行

17. 5.26

新フェニックスマーク使用受付開始  

17. 6.24

  第1回復興フォローアップ委員会開催

17. 9.1

  住宅再建共済制度開始

17. 10.22

  兵庫県芸術文化センター開館

17. 11. 9
17. 11. 23

  阪神・淡路大震災復興タウンミーティング2005開催

17. 12. 12

運用財産(長期借入金)5,800億円償還 事業用資金に係る借入完済  

18. 1. 17

  「1.17ひょうごメモリアルウォーク2006」開催
「ひょうご安全の日宣言」発表

18. 2. 16

  神戸空港開港

18. 3. 15

「高齢世帯生活援助員設置事業等補助」等3事業の拡充等

18. 3. 27

運用財産(長期借入金)3,000億円償還  

18. 3. 31

基本財産の減額(200億円→1億円) 事業基金(125億円)の造成