本格復興に向けて
 

10.創造的復興の総仕上げ(平成16年度)
 阪神・淡路大震災から10年目を迎え、被災者や被災地が抱える課題は個別・多様化していることから、16年度も引き続き、きめ細かな対応により残された課題の解決を図ることとした。
 16年度の残された課題としては、(1)被災高齢者等の見守り体制の充実と生きがいづくり、(2)震災復興都市計画事業の推進やまちのにぎわいづくり、(3)厳しい経済情勢の影響を受けている中小企業や地場産業、商店街・小売市場の活性化などがある。これらの課題解決のため、16年3月に災害復興ボランティア活動補助、高齢世帯生活援助員設置事業等補助、復興まちづくり支援事業補助、阪神・淡路大震災10周年記念事業(震災周年追悼・記念行事関連復興事業補助)等18事業について拡充・延長を行い、復興に向けた取組みを強化し、住宅・産業・生活・教育その他対策事業56事業を展開した。
 さらに、16年8月に、被災地の産業の本格的復興を支援するため、政府系中小企業金融機関災害復旧資金利子補給をはじめとする産業対策に係る利子補給事業について、政府系金融機関災害復旧貸付制度の新規融資に対する取扱期間が延長されたことに合わせ、取扱期間を8ヵ月間延長した。また、17年3月には、復興10年総括検証・提言報告を踏まえ、残された被災地固有の課題については、17年度以降も、運用益の残余分を活用して、引き続き、その課題の解決を図っていくこととした。被災地に残された課題は、(1)被災高齢者等の自立支援、(2)市街地の再生、(3)まちのにぎわいの回復であり、これら課題解決のため、被災者の現状等を踏まえつつ、受付期間の延長や事業内容の拡充を行い、復興に向けた取組みを強化することで、創造的復興を実現していくこととした。

年月日

基 金

行政等の動き

16.4.1

  居住安定支援制度開始

16. 8.19

「政府系中小企業金融機関災害復旧資金利子補給」等3事業の取扱期間の延長  

16. 11.1

  神戸市・震災前の人口上回る(1,520,581人)

16. 12.4〜

  震災10周年神戸から発信(神戸市)(〜17.12)

17. 1.7

  復興10年総括検証最終報告(兵庫県)

17.1. 12〜

  創造的復興フォーラム(〜17.1.15)

17.1. 14

自立支援金支給等請求事件訴訟提起  

17.1. 17

1.17ひょうごメモリアルウォーク
震災10周年追悼式典

17.1. 18〜

  国連防災世界会議(〜17.1.22)
阪神・淡路大震災総合フォーラム(〜17.1.22)

17.3. 25

「被災者住宅購入支援事業補助」等14事業の延長、1事業の拡充

17.3. 30

  (財)兵庫県住宅再建共済基金設立

17.3. 31

兵庫県「阪神・淡路大震災復興本部」廃止
(財)阪神・淡路産業復興推進機構(HERO)解散